フリー外交官の田舎暮らし

”とっと”と申します。日本の田舎でフリーな国際関係のお仕事中。Amazonアソシエイト始めました。

ワインの楽しみ方

最近の急激な寒さに風邪をひいてしまい、二日ほど寝込んでしまいました。みなさんもお気を付けを。そろそろストーブを出しても良い気候な気がします。

さて、今回はワインのお話しです。

この時期ですと、ボジョレーヌーボ解禁が街のあちらこちらで宣伝しているのではないでしょうか。

実際のところボジョレーヌーボーBeaujolais nouveau はBeaujolais(地名) で作られる、nouveau(形)"新しい"ワインなだけであるのでなんら特別でもなく、強いて言うならば試飲酒です。nouveauという言葉を名詞として扱うと、試飲酒という意味でもあるからです。ボジョレー地方の試飲酒のはずなのですが、現在ではプレミア感を出し一大解禁イベントとしてプロモーションをしています。ちなみに試飲酒なので保存していても美味しくなりませんし、むしろ味が落ちます。理由は試飲酒特有の鮮度が時間経過と共に劣化し続けるためです。

ボジョレーヌーボの起源は、フランスのワインディーラーが今年のぶどうの出来栄えをチェックする際の試飲酒としたことが始まりです。ですので美味しさを愉しむ目的ではない、という所が大事ですね。あくまで試飲酒であり、楽しむものではない、ということです。一応、数年前フランスが猛暑の夏だった年などは当たり年と言われるときがありますが、それはボジョレー(試飲酒)としては美味しい、というだけですので普通にお店で買うワインの方が安くて美味しいと思います。

 

美味しいワインって何?

そもそもの話なのですが、ワインは古代よりヨーロッパを中心に水の代用品として、ぶどうを使った腐らない飲み物として造られました。修道院では水で割ったり、はちみつと混ぜて飲むなど日常的に飲料として飲まれていました。つまり彼らヨーロッパ人は遠い昔からワインと生活を共にしていたという事です。

対して私たち日本人はあまりワインに馴染みがなく、美味しくないと感じる方も多いと思います。それもそのはずで、もとが日本人に合わせて作られたものではないからです。例えば、米から作られる日本酒は長い歴史の中で日本人の舌受けがよい方向に変化してきました。同じことがヨーロッパでもワインで起こっていたからです。

では、日本人にとって美味しいワインなんてそもそもなくて、個人の味覚に合う合わないの話か?

そうかもしれませんが、ワインが舌に合わないと感じる方はワイン単体だけで飲まれることが多いのではないではないしょうか。

例えば、甘みの少ないワインは油っこい料理と合わせると、口の中をさっぱりとしてくれます。濃いソースのパスタなどもとても良い相性です。こういった食べ物との相性はワインを飲むときにとても大事なのです。

実はフランスでは、年々ワインの消費量が減ってきています。もうほとんど食事時以外ではワインを飲まなくなってしまいましたが、それでも老若男女問わずワインなくしては食事が進まないほどに文化に根付いています。

フランス人も食事と一緒でなければワインをあまり美味しいと感じないのでしょうか。フランスにも日本にも、個人の味の好みで常日頃からワインを愛飲する方は居るかと思いますが、ワインは食事のお供であるというのがワイン大国フランスの総意なようです。

話が少しずれてしまいましたが、つまるところ美味しいワインとは食事に合ったワインということです。"肉には赤、魚には白"というのは大ざっぱですが、そのような認識で良いと思います。

 

 

おまけ

フランスとドイツでは、風邪の時やクリスマスにホットワインを特効薬として飲む文化があります。赤ワイン : お湯 を 1 : 1 または 3 : 2で割り、レンジでチンしてレモンとお好みでシナモンをかけるだけですので、風邪を引いた際にでもぜひ。