フリー外交官の田舎暮らし

”とっと”と申します。外国語とITの知識を活かしたお仕事中です。

イギリス旅行の手引き1:ロンドンから地方都市への行き方~高速バスCoachの使い方~

こんにちは。

先日、愛知に住んでいる友人からイギリス旅行のお話をうかがいました。

彼はプロのゲームプレイヤーで、これまでにスペイン:マドリードやアメリカの様々な州、カナダのバンクーバーなど、世界をまたに架けて活躍している方です(実は初めて会ったのはオレゴン州ポートランドです)。

そんな彼から、5月10日からイギリス:バーミンガムで開かれるイベントに参加する際、どのような交通手段が良いのか?という質問がありました。

今回はイギリスの交通手段、値段の条件などを解説していきます。

旅の経路

今回の目的地はバーミンガム。日本から直接バーミンガム空港に行けますが、いかんせんチケットが高くつきます。できるだけ安く抑えるため、ロンドンにあるヒースロー空港を選択します。

格安高速バスCoach(コーチ)

ヒースロー空港からは格安の高速バス、コーチで移動します。

コーチはイギリスの都市、地方都市を結ぶ高速バスです。バーミンガムは比較的大きな都市ですが、コーチステーションがあるならばこの高速バスは片田舎にまで通じています(私もイギリス留学時はロンドンから田舎までこれで移動していました)。

行きの経路

日本→(飛行機)→ロンドン→(コーチ)→バーミンガム

次は日本にいながらコーチの予約をしてみましょう。

1.予約サイトへ

Bookingサイトのnationalexpressへと飛びます。全部英語ですが、順を追って解説していきます。まずはChoose Your Journeyの画面にします。

今回は行きのみのチケットが欲しいためSingle。Returnは往復券、Open Returnは好きな時間に復路で使えるちょっとお高いチケットです。

乗り場:Travel from、行き先:Travel to  へ入力が可能になっているはずです。

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今回の旅券ではヒースロー空港のターミナル2に到着予定なので、HEATHROW AIRPORT LONDON (Terminals 2, 3)を選択します。

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行き先はバーミンガムですが、大会会場最寄のBermingham Airport (also for NEC)を選択します。

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次に日付入力です。可能であれば利用する2週間前くらいであると安くチケットが取れます。今回は2週間後を選んでみましょう。

下にあるDepart の箇所は、何時出発という所です。Depart をArrive(到着)に変更でき、何時到着という設定も可能です。今回は特に気にしないので朝8時発という設定で進みます。

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1Passenger、 大人1人という事を+-ボタンで入力します。

そうしたらFind my Journeyボタンをクリックして次に進みます。

※下にあるI have a Coachcardは無視しても大丈夫です。これはイギリスの学割券のようなものです。

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2.時間を指定してチケットを購入する

前の画面でFind my Journey をクリックすると下の画面になります。

Outboundは行きのチケット。Returnは今回必要ないので無視します。

ちなみに黄色い三角の注意事項には、コーチを利用する場合には飛行機の到着後3時間の余裕を持ってください、といった旨が書いてあります。時と場合によりますが、入国検査でまごつく可能性もあるためです。

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残念ながら朝8時発がないため遅い時間を選びます。

※注意 地下鉄Tubeを除くイギリスの交通料金は時間と路線によって料金がかなり違ってきます。

Fastestは乗っている時間が短いもの、CHEAPESTは表示されている中で最安なチケットです。

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とりあえず安いチケットを探します。「Later Coaches↓」をクリックすると表示されているものよりも遅い時間帯のコーチが表示されます。

※同様に「Earlier Coaches↑」では表示時間よりも早い時間帯が表示されます。

何度か下に行くと18:55発の良いチケットがありました。

Directは乗換なしという意味で、FASTEST(短い時間)であり、CHEAPEST(画面内最安)表記のチケット。

チケットをクリックしたら右にある緑のContinueボタンをクリックして次の画面へ進みます。

※ちなみに16:25発20:20着のチケットに書いてある1Change は乗換が必要という意味です。イギリスの乗換はアナウンスがないため初めて行く方にはおすすめしません。

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この画面では通常チケットかフレキシブル、つまり当日時間変更可能かを選べます。料金を出せば時間を選べますが、そもそも高い料金を出すのなら格安高速バスではなく鉄道を使ったほうがストレスの無い旅ができます。なので上のStandard fare を選択します。

右にあるBooking Summary で今まで選択した料金がみれます。間違いがあれば前の画面に戻って再入力しましよう。

問題がなければContinue で次の画面へ。

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この画面で最終的な料金、チケットの種類が確定します。

Add Extras はオプション画面です。

指定席、保険、ホテルに泊まった際の空港までのバスなどがあります。

必要ない場合はなにもクリックせずに右のContinue、amazon pay、PayPalのどれかをクリックして支払画面へと行きましょう。

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3.チケット購入

最近は飛行機だけでなく、地上のトランスポーテーションもe-チケットが主流になってきています。忘れずにe-チケット欄にメールアドレスを記載しましょう。

右の黒い四角内、Pay with cardの上にある、I accept~は利用規約に同意して~なのでクリックしてチェックします。

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Lead Passenger にて利用者(クレジットカードやPayPalの場合所有者)の情報を入力します。

下の欄にあるAddressには住所を書きますが、イギリス外のため青文字の”Click to enter your international address”をクリック。するとボックスが開きます。

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開いたボックスに住所を入力。

支払方法をクリックしてチケットの申し込みが完了です。お疲れ様でした!

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 4.乗車当日

ここで注意しなければならないのはいざ乗車するとなったときです。

イギリスはサイン文化なためe-チケットでも印刷しなければいけません。もしくは当日に乗車するコーチステーションにある発券機で印刷をします。

コーチに乗車するにはチケットに運転手のサインが必要だからです。

以上がコーチを使ってイギリスを移動する際の手順になります。

次回は鉄道を使ってバーミンガムからロンドンのパディントンへ旅をしてみましょう。

それでは。