フリー外交官の田舎暮らし

”とっと”と申します。外国語とITの知識を活かしたお仕事中です。

イギリス旅行の手引き3:ロンドン地下鉄"Tube"

こんにちは。

前回、前々回の2回に渡りイギリスの主要交通手段をご紹介しましたが今回が最後です。

前回はバーミンガムからユーストンへの鉄道の旅でした。予約システムを使ってリーズナブルなチケットを購入し、イギリスの田園風景を観ながら地方都市から首都まで鉄道の旅をプランニングしました。

今回はユーストン駅からパディントン駅までをロンドン市内を網羅する地下鉄:チューブ"Tube"を利用して移動し、さらにTubeを活用してロンドン市内の観光をしてみましょう。

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世界最古の地下鉄"Tube"

イギリスは地下鉄をSubwayではなくTube、もしくはUndergroundと呼びます。標識にも赤い丸に青いラインが横切ってUndergroundと書いてあります。

料金システムは少し複雑ですが、多くの場合、乗り放題券もしくはオイスターカード(日本でいうSuica)を購入した方が安上がりです。

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ロンドン地下鉄マップです。

真中の1と書いてある白いエリアをエリア1、外側がエリア2と言った表記がしてあり、オイスターカードは一定金額を使用するとエリア1が乗り放題で使えます。

ちなみにエリア1でほとんどの主要観光スポットを回れるので不便ではありません。

旅の経路

ユーストン→(Tube)→パディントン→Tubeを使ってロンドン観光→ヒースロー空港

前回の行き先であるユーストンから目的地であるパディントンへ。

その後はオイスターカードを使ってロンドン市内をTubeで巡り、最後にヒースロー空港へ向かい日本へ帰国します。

1.オイスターカードを購入しよう

ロンドン市内を巡る際にとても便利なオイスターカード。

ほとんどの地下鉄駅内にある窓口にて購入できます。私のオイスターカードはGreat Portland Street駅で購入しました。

(実物を実家に置き忘れて来てしまったので写真はないです。申し訳ございません、、、)

5£のデポジットですが、返金するには購入後2週間の時間が必要なので注意が必要です。

使い方は日本のSuicayやnanacoなどの電子マネーと同じですが、一日に使える上限がエリアごとに決まっていて上限以上はお金が引かれずに終日乗り放題になります。

2.実際に乗ってみる

写真右側、赤白の2重丸に青いライン、白文字でUNDERGROUNDと書いてある看板が見えるでしょうか。地下鉄がある場所の地上にはこういった看板があります。ここから地下に降りると駅があり、チャージしたオイスターカードを使って乗車します。 

(写真は前回の使い回しです)

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目的地のパディントン駅についた後は観光をしてみましょう。

3.パディントン駅からロンドン観光をしてヒースロー空港

観光ルートは下記で行ってみましょう。

パディントン駅→(徒歩)→ベイカーストリート→(徒歩)→リージェントパーク

リージェントパーク駅→(Tube)→コヴェントガーデン駅→(徒歩)→ピカデリー駅→(Tube)→ヒースロー空港ターミナル1,2,3

ユーストン駅からパディントン駅、コヴェントガーデン駅をめぐると乗り放題になるため徒歩の箇所は地下鉄を使用できますが、せっかくですので街並みを観ながら歩くことをおすすめします。

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パディントン駅から北東へ歩くとベイカーストリートがあります。

シャーロック・ホームズの舞台でもあるベイカー街221のBにはホームズの像があり、住所には同名のバーがあります。

現代版ホームズのドラマ「SHERLOCK」のロケ地でもあり、聖地巡礼に訪れる観光客に溢れています。

次はここから東に歩いてとなりのリージェントパークへ行ってみましょう。

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ちょっと分かりにくいですが、公園前の交差点です。

この公園はリージェント・パーク。イギリス国営の庭園です。中はとてつもなく広く様々な施設があり、もっとも有名なのは映画、"ハリー・ポッターと賢者の石"のロケ地であるロンドン動物園でしょうか。

食事を取れるところもたくさんあります。おすすめはテニスコートのとなりにあるホットチョコレートのお店とそのとなりのベーグル屋さんです。しっかりとした食事を取りたいときはパーク中央にある地下のレストランが良いでしょう。パン付きの日替わりスープが2.5£ととてもリーズナブルです。

次は公園から最寄りの地下鉄駅、Regent's Park駅へと向かい、Covent Garden駅へとTubeで移動します。

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コヴェントガーデンにはマーケットがあります。日本でいう市場というよりかは横町の方が近いと思います。

お店もレストランも老舗がたくさんあって人気のスポットです。

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おすすめは老舗の紅茶店、London Tea Houseです。

2階建ての店内のほぼ全てを茶葉と器具で埋め尽くされているお店です。

また、ランチを取るならば近くにあるアップルマーケット内のレストランではラザニアがリーズナブルな値段で食べられます。

観光をした後は日本への帰路に着くためヒースロー空港へ向かいましょう。ピカデリー駅まで歩いて移動します。

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路地と路地の間のガーデニングスペースですね。市内のいたるところに目を惹かれる景色があるので歩くのもおすすめです。

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コヴェントガーデンからテムズ川に歩いた所です。赤と青の車は移動アイスクリーム屋さんだったかな?

4.ピカデリー駅からヒースローターミナルへ、日本へ帰国。

ピカデリー駅に着いたのなら、Tubeを使いでヒースローターミナル駅へ。

空港のターミナルへ市内から直通なのでとても便利です。

ターミナル外にも中にも食事できるところがたくさんあるので困りませんが、できれば外でフィッシュ&チップスを食べることをおすすめします。旅の思い出にお土産を買ったのなら、あとは出国するだけです。

 

全3回に渡りイギリス旅行の手引きとして交通手段をまとめました。

いかがでしたでしょうか。航空券さえ安く抑えれば案外リーズナブルに旅程を組めてしまいます。

ロンドンは1週間滞在しても足りない程の魅力的な場所あり、イギリスは1年いても退屈しない国です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

それでは良い旅を。