フリー外交官の田舎暮らし

”とっと”と申します。外国語とITの知識を活かしたお仕事中です。

新宿駅東口 魚介スープのお店

こんにちは。ラーメンレビューもこれで四つ目になります。あと一回くらい、物書きの練習として続けたいと思います。

さて、今回はラーメン激戦区こと新宿にあるお店です。これまで当ブログではこってり系や背脂多目な麺を紹介してきましたが、今回は趣向を変えてみました。油っこさが一切抜けて、さっぱりさを追求した一品になっております。

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麺屋 海神

新宿東口の目の前、徒歩一分ほどの立地にあるこのお店。

写真を見て分かる通り、スープが透き通る程綺麗です。そしてチャーシューがないことも大きな特徴です。

このスープは他種に渡る魚から出汁を採っており店内にはその日使用している魚が番付表のように張り出されています。つまり、日によって微妙に味が変わるという面白い仕組みです。主に魚のアラを使用したスープは香ばしく、まるで高級すし屋でいただくアラ汁をラーメン用にアレンジしたかと思うような上品なお味でした。麺の方は細めん。すっきりとしたスープの香りを活かせるように麺を選ばれています。

具材は万能ねぎ、白髪ねぎ、刻み唐辛子そしてつみれ二種。あえてチューシューを使わずにここでも魚介を使用するお店のこだわりがうかがえます。

いざ食べてみると細めんにあっさりスープがよく絡み、見た感じ薄めのスープとは思えぬほど濃厚な魚介のエキスを味わうことができました。濃い味が好きな私ですが、こういったタイプの濃さは初めてだったのでびっくりです。箸休めに二つのつみれを食べると、また違った魚介の美味しさがあり終始魚の美味しさを愉しめます。

こんなにも美味しいスープ。ぜひとも飲み干してしまいたいのですが、写真右にある焼きおにぎりに目が行きます。山椒と共に出されるこの焼きおにぎりは麺を食べたあとのシメとしておじやのように食べるとオススメ!だそうです。

是非ともいただきます。一気に全部崩さずに、角ほうから少しづつスープに浸します。おにぎりの焦げ目部分をスープにあまり浸さないよう注意して香ばしさを残したままいいただきましょう。お味は、もともと香ばしいスープと焼きおにぎりの香ばしさとがあわさって、山椒香るおこげ付き魚介おじや、といったような感じです。

なによりもすごいのは、最初のスープ一口から最後のシメのおじやまで魚介のうま味を余す事無く活かしていることでしょう。海鮮系のラーメンに一言ある、という方もぜひ一度足を運んでみてはどうでしょうか。

おいしい焼きおにぎりと頂けてとても幸せでした。

ごちそうさまです。