フリー外交官の田舎暮らし

”とっと”と申します。外国語とITの知識を活かしたお仕事中です。

常陸野ネストビール:WHITE ALE

お久し(1年以上)ぶりです。

 長い間ビール関係の話題について更新しておりませんでした。しかしその間もちょくちょくお酒を嗜んでおりましたので、味のレビューと記録のためにも記事にして残しておこうと思います。

では早速レビューに移ります。

常陸野ネストビール:WHITE ALE

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私の地元、茨城県の木内酒造が展開するブランド「常陸野ネストビール」よりホワイトエールのご紹介。

スタイル:ベルジャンホワイト

ALC度数:5.5%

IBU:13

 

小麦を使用したエールビール。底に貯まった澱が濃厚さを感じさせます。

開栓前にはコロコロして澱も一緒に注げるようにしましょう。

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注いでみた感じ。色は明るめな黄色。

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グラス上面には澱の濁りが見られ、甘いハーブ系の香りがします。

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時間が経過するとグラス底に沈殿します。330mlの瓶1本でこれは結構な量ですね。

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香りに重点を置いた、ヴァイツェン感のあるテイスト

 華やかな香りのエールらしく口当たりは軽いです。口に含むと小麦の風味もしっかりと感じられて、のど越しにかけて濃厚な味と苦みを感じられます。

 小麦を使用しているとありますが、小麦を50%以上使用するヴァイツェンほどではないため、小麦由来のどっしりとした感じはしません。ホワイトエールという名前らしく、香りと風味に重点を置くエールといった感じ。原材料にもオレンジの果汁と皮、ナツメグコリアンダーが使用されており、開栓時から注ぐ際にも良い香りが漂います。香りを十全に楽しむためにも少しぬるめの状態で飲むのが良いと思います。

https://hitachino.cc/beer/index.html

ネストビールの紹介ページでは、6~9°くらいが飲み頃と記載がありますが、個人的にはもう少しぬるめでも良いかと思います。
 

余談

 ここ1年でクラフトビールと呼ばれるカテゴリのブームは飛躍的に伸びており、その勢いと語彙の広がりに少し驚いています。というのも、クラフトビールはある種の大衆向けビールに対するアンチテーゼを含んだ文化であり、売るための便利なキャッチコピーではないからです(ちなみに私は大衆向けのビールも大好きで、特にエビスなんかはブログのネタとして書く程ですし、エビスビール記念館にも良く通っていました)。ビールの区分として曖昧にしないためにも、明らかにクラフトと名乗るべきではない所が容易に使用する語彙ではないと思います。