アサヒ:アサヒ生ビール
こんにちは。
先月の閲覧数が自己最高記録の二倍におよびました。いつも来て下さる皆様と、SNS上で話題に取り上げていただいたおかげです。ありがとうございました。
これからもみなさまの興味を引く書き物をしていければと思います。今宵もどうぞお付き合いください。
さて、今回は期間限定ビールのレビューです。アサヒビールの原形、大阪麦酒から続く100年越えの歴史ある一品。戦後の日本におけるピルスナー開発競争の火種とも言える商品なのではないでしょうか。
アサヒ:アサヒ生ビール
非常にシンプルな名前ですね。元祖というか、大御所感があります。サッポロクラシック、キリンラガーと言った各メーカーの源流商品に近い、白いラベルデザインです。
カタログデータによると、度数は4.5%
原材料は麦芽、ホップ、米、コーン、スターチと表記されています。
こちらの商品は通常お店でしか飲めない一品で、期間限定で缶の商品を販売している形式です(エビス:ザ・ホップhttp://tottosensei.hatenablog.jp/entry/2018/05/25/195212に似ていますね)。
アサヒビールというとスーパードライのような強烈なキレ(すっきり感)が特徴ですが、この生ビールもかなりすっきりとした味わいです。
呑み始めは少し薄めに感じるほど軽く、やや甘い飲み口ですが、のど越しは麦の風味がちゃんと感じられ香ばしい後味をのどにもたらします。全体的に軽いのでごくごくと飲むタイプの、典型的なピルスナービールですね。暑いときに喉をならしながら飲めたら最高だと思います。
ただ、苦味は満足するのですが個人的にこのビールは少し軽すぎるかなと。
というよりも、おつまみや料理と合わせて味が完成するように思えます。
脂っこい料理や濃い料理のお供として、口の中をすっきりさせつつ愉しむの事がアサヒ生ビールを一番おいしくいただく方法ではないでしょうか。
また、爽快感が非常に強いのでお風呂上りや仕事上がりの一杯目にちょうど良いかと思います。
ピルスナーの魁(さきがけ)
日本で”ビールの色は?”と道行く人に聞けばおそらく9割の方は黄色もしくは黄金色と答えるでしょう。それほどまでに黄金色のピルスナービールが日本人に根付いている証拠です。4大メーカーではこれまでピルスナー製造で切磋琢磨し、世界に誇る日本ピルスナーを造って来ました。
しかし、その先駆者はアサヒビールであると思います。日本ビール市場で最も売れているのもアサヒ:スーパードライです(2016年のデータ)。そのアサヒビールの大元、大阪麦酒で造られたのがこのアサヒ生ビールで、100年の時間をかけて改良を続け今に至ります。強烈な爽快感のスーパードライ、黒ビールのクリアブラック、プレミアブランドの豊穣、最新のフレーバービア、グランマイルド。アサヒ生ビールがこれらの源流であるとも言えます。
ビール好きな方はすでにお店でドラフトを飲んでいる事だと思いますが、ぜひ一度ご自宅でもアサヒ生ビールを召し上がっていただいてみてはいかがでしょうか。お風呂上りに、仕事帰りに。そして濃い晩餐のお供にでも。一日の疲れに染みこむようなすっきりとした一品です。
関東地方は梅雨に入りそうです。じめじめむしむしにも負けず、のんびりと乗りきりましょう。
それではよい晩餐を。